独立の旗のもとにの視聴を受けて。

先ず始めに今まで漠然とした知識として持っていた「大東亜戦争」の事柄が世界各国との利害関係を今回の動画で確認したため、この戦争の像が見えてきた。日中戦争の半ばで起こった太平洋戦争により中国国民党はアメリカから武器等の支援を受け、双方の国に利があったと理解した。また日本は東南アジアの国々に進出、特にインドネシアに進出し植民地化した。しかし植民地化と言うとインドネシアには全く理がないのではと考えられたが、実際のところはそうではなく逆に技術援助や等国の民を兵士化することにより利を得ていたことが分かった。太平洋戦争終結後には
以前、日本に擬似的植民地化を任意したスカルノ氏が大統領に就任した。これを受け私は日本がまんまと利用されて、しかもアメリカ、そして中国に負けた様に感じざるを得なかった。
次に深く印象づけられたのはやはりインドの事例である。インドは元来、イギリスにより植民地支配を受け、一方ではヒンドゥー教とイスラム教の宗教民で成立していた国だったが、マハトマ・ガンジーの後継者兼ヒンドゥー教指導者であるネルーイスラム教指導者であるジンナーの両者決別からインドとパキスタンという相対する国として1948年、相次いでイギリスから独立を果たした。それというのも1930年代に入ってからはマハトマ・ガンジーを指導者とするインド独立闘争が始まるのが発端で当初は支持層も厚いヒンドゥー教主導で独立がもくろまれたが、インドをかつて支配していたムガール帝国の末裔である彼らは、「インド」という国名をヒンズー教徒に名乗られることが屈辱で、イスラム教の指導者ジンナーは、イスラム教が多数派を占める地区だけの国の創設を求め、結局、ガンジーの「統一インドの独立」の願いは叶わず、インドは2つの国家に分離してしまったため、イスラムとヒンズーによる相互融和を求め始めたガンジーであったが、 「ガンジーイスラム教徒の肩を持つ裏切り者」という理由から 同じヒンズー教徒の極右青年によって暗殺されてしまう。
同じ民族、血が流れていても宗教などの私には些細に見える事から一致団結出来ないのは中東問題からも学んだが、とても悲劇的に見え、同じ人間であっても理念の不一致からいくらでも収拾が付かない事態に陥ってしまうことが分かった。